ボクロニクル / Bo-Chronicle

アラフォーど真ん中、片道切符の人生折り返し。生きた軌跡を残していこうと思います。そんな僕の年代記、ボクロニクル。

僕は小汚いものが好きだ

今週のお題ゴールデンウィーク2015」

大阪旅行のお話。

阿倍野の酒場明治屋の後は2軒目へ。

 

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やはり大阪といえば串カツだろうというわけで

新世界へ。

 

大阪新世界ジャンジャン横丁の串カツといえば八重勝がお勧め

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新世界での串カツといえばジャンジャン横丁の八重勝さんだとの情報を得てそちらへ。

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なんとも味のある娯楽場(ゲーセン)近くの、

重勝さんへ。わかりにくいけど奥のお店。結構並んでる。

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この写真はお昼に一度来た時のもので、結構並んでますが僕らが行った18時頃はそれほど並んでませんでした。並んでも10分くらい。

この写真ではわからないけど向かいにも同じお店があって回転は早いから、並んだとしてもそれほど待たされなくて済むと思います。

他にも美味しそうなお店がいっぱいあったので別にこだわらなければ他の串揚げのお店でもいいんじゃないかな。

 

僕は小汚い店が好きだ

1件目の明治屋さんに代表されるいわゆる大衆酒場みたいなものに惹かれます。

あるいは新宿のコーヒーショップ「ベルク」さんとか。

 

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 お世辞にも綺麗とは言えない内装、外観。とはいえ不潔ではいけない。画一的な面白みのないチェーン店とは違うオリジナリティー。

大規模な資本を投下した一流店のようなそつのないお店ではなく、

どこかホッとする「垢抜けなさ」。

時間の蓄積を感じる「アジ」が滲み出てくるようなお店がいい。

綺麗なだけ、豪華なだけの店舗にはあまり興味がない。偏見かもしれないけど。

これは外観、内装のような雰囲気だけでなく、料理自体にも言えることで、星付きレストランの洗練された料理ももちろんいいけど、串揚げのようなB級グルメであってもどこか光るものがあればそれで十分。食材の金額の多寡ではないと思ってます。

 

そういう意味では新世界なんて小汚いお店の宝庫ですね。

今回訪れた八重勝さんもそんなお店の一つ。

メニューは串揚げのみ。後は少しどて焼きがあっただけかな。

お酒の種類だってそんなにあるわけじゃない。でもそれでいいんです、串揚げ屋なんだから。その潔さ。こういうのがいいんだよね。

串カツの肉なんてペラッペラでほとんど衣だったりするんだけど、それもまたいいんだなあ。他の揚げ物にしたってパン粉が綺麗についていなかったりするんだけど、そのランダムさ雑さが心地よい。もうね、ここまでくると味であって味じゃない。純粋な美味しさではなくてもいい。雰囲気、お店の「アジ」込みの味。もっと言えば不味くてもいい。

僕はこのエモーショナルな気持ちを感じる食べ物を「マズうま」と呼んでるんだけどあまり周りには浸透してないです笑

とにかくこのマズうまなものに惹かれる僕には新世界はいいところでした。

一応、美味いと思って褒めているつもりの文章なんですけど伝わってますかね?