ボクロニクル / Bo-Chronicle

アラフォーど真ん中、片道切符の人生折り返し。生きた軌跡を残していこうと思います。そんな僕の年代記、ボクロニクル。

「壁を破る言葉」岡本太郎著読了 岡本太郎は名言連発!今日から使える自分の壁を破る11の言葉をセレクトしてみた

日岡本太郎さんが作った「歓喜の鐘」というものを見に行ったのですが、

これが結構衝撃的で、俄然岡本太郎さんに興味が湧きました。

そこで早速岡本太郎さんの本を読んでみたのですが、

これがまた面白かったので少し御紹介。

 

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「壁を破る言葉」は名言連発の名著だ

 「壁を破る言葉」は岡本太郎さんの言葉を集めたまさに名言集といった感じの

本です。本の謳い文句は、

出口を探している、すべての人へ

 芸術家に限らず、何か閉塞感を感じている人、生きづらい人、

思い悩むことが多い人には、元気がもらえる言葉が溢れています。

そんな名言連発のこの本の中から、グッときた11の言葉を選んでみました。

 

「壁を破る言葉」で気になった11の言葉とその感想

いつも言っていることだけれども、

芸術はきれいであってはいけない。

うまくあってはいけない。

心地よくあってはいけない。

それが根本原則だ。

これはすごくわかる。ぼくが小汚いものが好きだというのと

少し似ているところがあるかもしれない。

 

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あまりに洗練されて綺麗すぎる人畜無害な無味無臭の大手企業の製品より、

どこか垢抜けないけど心に引っかかるところのある小規模生産の「人の手」が感じられる

製品、お店の方が好きだったりするのも同じようなことなんじゃないかな。

 

壁は自分自身だ

 今、岡本太郎さんの別の本、「自分の中に毒を持て」も読んでいて

そこでも名言連発なのでまた御紹介しようかと思いますが、

その中に、『己が最大の味方であり、また敵なのだ』

といった言葉が出てくるのですが、同じような意味合いですよね。

自分自身を突破しないことにはさらなる飛躍はない。

 

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

 

 

 

全生命が瞬間にひらききること。それが爆発だ。

 でました。芸術は爆発だ、の人だ。

本を読んでると言葉の端々に過去でも、未来でもなく今現在を生きることを

大切に思っていることが伺えますが、それの最たる例ですね。岡本節。

 

芸術というのは認められるとか、売れるとか、そんなことはどうでもいいんだよ。

無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。

宇宙的ではなく宇宙なんだ。 

 宇宙的ではなく宇宙。

 

流行なんて文字どおり流れていく。

 あまり流行に左右されない方がいいですよね。

 

ひとが「あらいいわね」なんて言うのは、

「どうでもいいわね」と言ってるのと同じなんだよ。

 適当にいいね!とか言ってちゃダメなんだよ。

なんだよ、いいね!って。ってどこかで思ってたのが

すごい納得できた。

 

今、この瞬間、まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、

全存在で爆発する。

それがすべてだ。

そうふっきれたとき、ひとは意外にも自由になり、

自分自身に手ごたえを覚える筈だ。

爆発(本日2回目)。

いま、この瞬間に全精力を注ぐ。いまを生きる。 この大切さは繰り返し説かれています。

 

ゴッホは美しい。

しかしきれいではない。

ピカソは美しい。

しかし、けっして、きれいではない。

これも一番目にあげた言葉と通じるものがあります。

岡本さんの芸術に対するスタンスが現れているんですかね。

仰っていることはよく分かる。

 

勝とうが負けようがどっちでもいい。平気なんだ。

勝って結構、負けて結構。

ただ、完全燃焼、全力をつくす。

ぼくはそういう主義を貫いている。

 貫いている。と言いきるあたりに力強さを感じますね。

『ぼくはそういう主義を貫いている』と言えるだけの何かがぼくには

ないなあ。やっぱり一貫しているひとは強い。

 

人生は意義ある悲劇だ。

それで美しいのだ。

生き甲斐がある。 

 確かに人生はある種悲劇かもしれない。

でも美しいと言ってくれたところに救いがある。

何かを貫いて、その時その時を全力で生き切る。

そうすればきっとその姿は美しいはず。

 

以上11の言葉をチョイスしてみました。

まだまだ、名言だらけなので、是非とも生きる勇気をもらいたい時には

読んでみてください。おすすめです。

 

壁を破る言葉

壁を破る言葉