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僕ロニクル 〜ゆるゆる、シンプルに生きたい男の年代記〜

30代男の日常を徒然なるままに。旅、仏像、文房具、手帳、シンプルライフ、料理なんかに釣られます。

貧乏入門 小池龍之介著読了 仏教的生活はまさにシンプルライフ

「貧乏入門」を読了しました。

著者の小池龍之介さんは実際のお坊さんで

山口「正現寺」の住職でありながら著書も多数ある方です。

何冊か本を読みましたがやさしい文章で書かれていて

仏道的な考え方を学ぶ一歩としてはとっつきやすく

とても勉強になりました。

こちらの貧乏入門もそんな一冊。

 

貧乏入門は貧乏になるため?

なんとなくタイトルで損してる気がしないでもないですが。

やっぱり貧乏と聞くとネガティブなイメージを持ってしまいますからね。

そんなわけで僕もこの本はなんとなく敬遠してしたのです。

 

でも本の帯にもあるように、

貧乏入門と言うのは貧乏人になりましょうというのではなく、

欲望による消費をやめ、必要な物に関しては良質なものを購入し、

欲望から自由になること。そんな暮らしを実践すると、

一見貧乏暮らしに似たものになるけれど、

一般的な貧乏暮しと大きく違って、そこには幸福感がある。

といった生活を目指すものです。

 

Bライフ生活と貧乏入門の違い

なんとなく読んでいる時にBライフの高村さんと

この本の著者の小池さんと似たような点がある気がしました。

極力生活のコストを下げることで金銭的な呪縛から逃れ、

心に余裕を持った生活を送るという点では。

 

bochronicle.hatenablog.com

 

 

bochronicle.hatenablog.com

 

 

もちろん方向性は全然違って高村さんの場合、

モノにこだわることはほとんど無く、

安く済ませられるならそれで十分だという感じ。

ローコストな生活で経済的に自由になり、その分好きなことをする、

あるいは誰にも文句を言われること無く

ゴロゴロしていたい。と言った感じ。

 

一方で、小池さんの場合は際限なく物を欲しがる心を抑えることが

前提にあって、欲望を抑えられれば物を無闇に買うこと無くその分お金に余裕ができる。その上で必要なものであれば、良質なものを購入しましょう。というスタンス。

 

貧乏入門=シンプルライフ?

貧乏入門はシンプルライフに似ているなあと感じます。

モノを所有することで自己形成するという考えだと、

その欲望には際限が無くなってしまいます。

 

あるものを所有する→それを持っている自分

より高価なもの、手に入れづらい物を持つ自分→そんなものを持てる自分は凄い。偉い。

より人に自慢したい、人に認められたい→もっともっとと物を欲しがる。

 

といったサイクルにハマってしまいます。

物があることが心にノイズを生み出し、更に違う物への執着を生む。

だからこそなるべくモノに神経を使わないよう物を減らしていくことが

大事なんだ。という考えはシンプルライフのそれと同じような感じですよね。

 

人生は一切皆苦

一切皆苦。仏教の根本原理です。

仏教的には人間が心と身体を通じて感じることのできる刺激は苦だけなんだそう。

苦しい状態から苦が減ることが快楽である。

つまり、気持ちよくなるというのは「欲しい、苦しい」という

苦の増加した状態から苦が減ったという「落差」が必要。

 

「モノが欲しい」という渇望=苦しみから逃れるため

その一瞬の快楽のために物を手に入れることは、

また新たな苦しみを背負うことになります。

その欲求はだんだんとエスカレートし、より高価なもの、

より手に入りづらいものを手に入れられなければ

快楽を得られないようになっていきます。

まるで麻薬のようですね。でも自分にも大いに思い当たる節はあります。

 

幸せになるお金の使い方

では欲望のサイクルを断ち、幸福になるお金の使い方とはどういったものか。

それは欲しいものにお金を使うのではなく、

必要なものに使っていこうということ。

一時の刺激を得るためだけのモノにお金を使うのではなく、

例えば自分の健康のために安全な食品を選ぶ、とか。

見栄や体裁のために不相応な高級な住居に住んで、

食べているのはカップラーメンばかり。みたいなことはバランスが悪いですね。

 

そういったバランスの悪いお金の使い方をやめるために

欲望リストと必要リストを書き出して見ると良いといいます。

例えば、食器は必要リストでも、

何万円もする高級ブランド食器となると欲望リスト。

でも百円ショップで揃えるのは必要な物を疎かにしているのではないか。とか。

書き出してみると色々と自分にとっての必要な物が見えてくるかもしれません。

 

ケチもまた欲望

過度な節約もまた金銭への執着であり、苦→快楽へのサイクルを生み出す

強い刺激となります。

老後のための安心と言いながら、今現在の自分を疎かにしては本末転倒です。

本当に必要な物には躊躇なくお金をかけることもまた大事ですね。

 

貧乏入門感想まとめ 

そういうわけで本書では仏教的考えを取り入れながらお金の呪縛を

取り払い、幸福に暮らす生き方を提案しています。

モノやお金に執着すること無く一見貧乏に見えるほどの質素でシンプルな

生活こそ貧乏入門への第一歩。シンプルライフに憧れながらも

全然実践する気のない僕にもまたモチベーションを上げてくれる一冊でした。

シンプルライフ、ミニマリストを目指す方にはぜひお勧めです。

 

 

貧乏入門

貧乏入門

 

 

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