昔ながらの、一見入りづらい定食屋。大衆食堂。そういったものにどうも惹かれてしまいます。清潔ではあるけれど、どこへ行っても同じ味のチェーン店なんて面白くない。
「まあ、ここでも良いか」でお店に入るのではなく、「ここが良いんだよ」と言ってお店に入りたいものです。
そんな訳で名古屋は金山でランチ。金山総合駅から徒歩5分ほど。大津通と八熊通が交差する沢上交差点のすぐ前、小さなお店「巴屋食堂」へ行って来ました。
「巴屋食堂」は昔ながらの定食屋さんといった雰囲気がプンプン。
通りから中は見えないので一瞬入るのにためらわれますが、大丈夫。人の良さそうなお母さんが出迎えてくれます。中はそれ程広くなく、テーブルが9〜10くらいだったかな?お昼時にはサラリーマンのおじさんがひっきりなしにやってきます。
なぜか?安くて、うまくて、ノスタルジックだから。昔はどこにでもあったような、街のうどん屋さん、定食屋なんですが、今となってはこの名古屋でこういうお店を見つけるのは難しい。こういうお店こそ残ってほしいとおもうのですが。
「みそカツ丼定食」を注文。かけそばと冷奴もついて730円。安すぎ。かけそばはきしめんにも変更可。
そばも少なくないんですよ、結構なボリューム。目玉焼きも付いて得した気分(笑)でも、なんで卵って安い食材なのに得した気分になるんでしょうね?
この安さで、このボリュームしかも味も間違いない。そりゃサラリーマンはうれしいですよ。この近辺の方にとってはランチの定番なんでしょうね。羨ましい。
こう言ってはなんですが、特に何の変哲もないみそカツ丼とかけそばです。でも何の変哲もないのがむしろ嬉しい。日々の食事としてならなおさら。毎日毎日きらびやかな食事はそれはそれで疲れてしまいます。こういうのがホッとするんですよ。
ちょっと見づらいですがどれも安いでしょ?
どこか懐かしい、何故かホッとするノスタルジックな食堂。
金山に来た際にはぜひぜひランチで寄りたい「巴屋食堂」でした。