一昨日(2015年7月24日)は土用の丑の日でしたね。
土用といえば梅仕事の総仕上げともいうべき土用干しを行いました。
ずっといつ土用干しをしようか時期を見計らっていましたが、一昨日から3日間ほど雨が降らない予報でしたので、いよいよ待ちに待った土用干しとなりました。
しかし先人の知恵はすごいもので、土用の丑の日になった頃にはきっちりと梅雨も明け晴天が続くようになるもんですねえ。まさに文字どおり土用の丑の日に土用干しするとは。
ところで今年は土用の丑の日が2回あるのをご存知でしたか?
僕は知りませんでしたよ。土用の丑の日について気になったので調べたんですが、
こちらのサイトがとてもわかり易く教えてくれています。
そのサイトによれば今年の次の土用の丑の日は8月5日。鰻関係の方たちにとっては喜ばしいことでしょうねえ。
ちなみに土用の丑の日は夏だけでもないんですよ。
どうしても
土用の丑の日=夏=鰻
といったイメージですが、春夏秋冬それぞれあるんですね。いい勉強になりました。
おっと、梅干しの話でしたね。
いい感じに漬かった梅干し、と言うかまだ干しきっていないので梅漬けか。
いい色じゃないですか?(自画自賛)
今年はジップロックで1kg程しか漬けていないのですが、
もっと漬けても良かったかなーと今更思いました。
こんなのすぐ食べきってしまいそうです。1年とか寝かした方が美味しいとも言いますし、来年2016年はもう少し多めに漬けたいと思います。
ジップロックで少量ということもあってか心配していたカビも生えること無く土用干し迄なんとか持ちました。少し梅の表面が梅酢から出てしまうところもあったんですが、毎日こまめにひっくり返すことですべての梅がしっかりと梅酢に浸かるようには気をつけていました。こういうところもジップロックの利点ですね。
梅干しと一緒に赤しそも半分ほどは天日干し。カリカリに乾燥させてゆかりにします。
絶対旨い。
もう半分は干した梅と一緒に保存しようかと。
残った梅酢で新しょうがでも漬けたかったんですが、いかんせん漬けた梅の量が少なくてあまり梅酢が出来なかったので今回は断念。その点でもやはり来年は多めに漬けたいと思ってます。
ところでここで干しているのはよくある竹で編んだザルでは無く、ナイロン製の吊るすタイプのネットです。
お家で手軽に干物が作れる!大きく開くファスナーで出し入れしやすい♪大量に干せて便利!\ 1,... |
こんな感じのモノ。
これなかなかいいですね。ザルと違って地面に置かなくていいし、ネット状になっているので大きなゴミや虫なども入らないのでとても衛生的だと思います。
夜干していた梅を取り込むのも簡単。そのまま家の中のどこかに吊るせばいいわけですもんね。
梅干しだけでなく魚の干物なんかもこれで作れば便利ですしね。また作ってみよう。
ただネットに直に梅を置くわけにもいかないので、オーブンシートを敷いてその上に梅を置くようにしました。オーブンシートだったら梅が乾燥した時に接触している所がくっつく心配も無いので梅が傷つかなくていいし、干し終わったらそのまま捨てることができるのでラクチン。
オーブンシートの更に下には水分を吸収させる目的で新聞紙を、更にその下には並べた梅をネットの中に入れる際に安定するようにダンボールをネットの大きさに切って台紙としています。
土用干しの意味としては紫外線に当てることでの殺菌効果、水分を飛ばすことでの保存性の向上。そんなところでしょうか。まあ要するに長期保存させるためですよね。ちゃんと干したものは何年でも持つようです。
なので少量しか作っていない今年はそんなことしなくても良かったかもしれない。どうせすぐ食べきってしまいますからね。
でもやっぱり土用干しまでやって梅仕事の完成のような気がしてきちんとやってみました。
土用干しにも色々やりかたはあるようで、「三日三晩干しっぱなし、夜露に当てることで梅の表面が硬くなり過ぎないように」とか「日中干して夜取り込み、もう一度梅酢に漬ける。翌日もう一度干す。(こうするとより梅の色付きが良くなるそう。でも塩分も上がる)」とか 様々です。
今回はとりあえず塩分を多くしすぎたくないので、梅酢に漬け直すというのはしませんでした。
初日は日中、日に当て夜は家の中に取り込みました。二日目からは干しっぱなしで夜露に当てようかと思ってます。
ちなみに我慢しきれず一個食べてしまいました。いやー美味しい。自分で作るとこうも違いますかね。塩分もちょうど良く、まさにいい塩梅。うまく出来ました。
というわけで僕ロニクル的梅仕事2015年の最終話土用干しでした。
うまく出来たし、めでたしめでたし。