ボクロニクル / Bo-Chronicle

アラフォーど真ん中、片道切符の人生折り返し。生きた軌跡を残していこうと思います。そんな僕の年代記、ボクロニクル。

映画「俳優 亀岡拓次」観ました

先日映画館へ行った話を記事にしましたが、その時映画の良さを 改めて感じたので、次の日も続けて行ってきました。

監督は横浜聡子監督、原作があって戌井昭人。
チームナックスの安田顕が主役というなんともシブい配役の映画でしたが、とても良かったですよ。ヒロインは麻生久美子。美しい。僕、大好きなんですよー麻生久美子さん。時効警察とか最高だったな。実は最近麻生久美子さん出演の舞台「同じ夢」も観に行ってきたんです。
これも良かったなあ。こちらは光石研、田中哲司、大森南朋と豪華キャストでしてとても楽しめました。麻生久美子さんてテレビや、映画向きの女優さんかなと勝手に思ってましたが、舞台の存在感も素晴らしかったです。声も決して無理して張っている様には見えないのによく通るし。凄かった。
おっ、でも今回は映画の話でした。
で「俳優 亀岡拓次」
唯一の不満としては麻生さんの出番が少なすぎたこと。それはともかく、ヤスケンの脇役俳優振りが、とてもしっくりときてまして、まさにはまり役。哀愁ある背中とか、孤独に慣れ過ぎてしまった表情とか疲れた目とか、とても雰囲気があっていい役者さんなんだなと思いましたよ。僕の知ってるヤスケンといえば「水曜どうでしょう」くらいのイメージでしたから。
原作があることは知らなかったので、なんとなくイメージしていたストーリーではなかったのですが(もうちょっと恋だとかそういったものが絡んでくると思ってました)、こういった坦々とストーリーが進んで行くタイプのお話はすきですね。ドキドキしなくて良いというか。のんびりと観られて。ほっこりする映画ですよ。
実際には厳しい世界なんだと思いますが、この映画を観ていたら「脇役俳優くらいのポジションで全国を旅して回って自由気ままに生きてくのも素敵だな」とちょっとうらやましくなりました。
というわけで2日続けて映画を観に行ったんですがどちらもとても楽しめるものでした。やっぱ映画館で観るというのがいいんですかね。これからもちょくちょく観ようと思います。
 

 

俳優・亀岡拓次 (文春文庫)

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映画『俳優 亀岡拓次』オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)

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