ボクロニクル / Bo-Chronicle

アラフォーど真ん中、片道切符の人生折り返し。生きた軌跡を残していこうと思います。そんな僕の年代記、ボクロニクル。

池上彰著「知らないと恥をかく世界の大問題6」 今の世界を幅広く知ることのできる有効な新書

マイ「新書がベスト」ブームです。

 

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 というわけで、家の書棚に眠っていた「知らないと恥をかく世界の大問題6」を引っ張り出してきて読んでみました。買ったまま積ん読状態で放置していたものです。

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

 

 いや、積ん読しておくには勿体無いとても為になる有用な新書でした。

とにかくわかりやすく解説

池上彰さんといえばニュースをわかりやすく教えてくれることでテレビなどでも大活躍ですが、この本でもまさに今世界で何が起こっているのか?その問題とは?といったことを幅広く、わかりやすく解説してくれています。

この本を読むといかに自分が世界のニュースを知らないかを反省させられますね。でもそんな僕のような人間にもわかりやすく噛み砕いて、時には基礎的なところから復習がてら教えてくれるので読みやすい。

今世界で起こっていることを知る

扱うテーマは本当に広範囲に及びます。よくもまあここまで勉強されているなあと感服です。大国アメリカ、中国、ロシア。更にヨーロッパの現状。お隣東アジアの情勢。イスラムの台頭。経済、宗教、資源・・・。テロ、エボラ出血熱、南海トラフ大地震。日本経済、これからの課題。

今最新シリーズが7なので、この6は2015年発行。ですので、ちょっと前に起こった出来事が中心に書かれてはいますが、ここに書かれている問題はそのまま今も問題のままですから特に古い情報とは思わないです。

こうして簡単にではあるけれど万遍なく世界の今を知ると、いかに色々な問題があるのかがよくわかります。そして全ては歴史とつながっているんだなあと痛感させらせます。様々な問題の火種はすべて過去からの延長線上にあるんですよね。

この本をきっかけに勉強できる

広範な問題について扱っていますので、どうしても個々の問題は内容が薄くなりがちなのは仕方ないと思います。でもこの本をきっかけに興味あるテーマを自分なりに深掘りしていくと面白いかなと思います。

池上彰さんのニュースをみるスタンスは基本的にはどこにも偏ってはいないと思います。これは良い、あれはダメといった断定的な解説はしていないのです。それでも池上彰個人の目を通したニュースの解釈ですので、この人ばかりに情報が偏ることもよくないですよね。様々な立場から同じ問題を捉えることも非常に大事かなと。

社会人として最低限知っておくべき今の世界の大問題。とりあえずこの本で扱っているテーマなら会話に困ることも無くなりそうです。

 こちらが最新刊。↓これもすぐに読みたいと思います。

知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義 (角川新書)

知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義 (角川新書)