すっかり春ですね、暖かいのはいいことですが好きなブーツを履けなくなってくる季節でもあります。
今僕が所有しているのは安藤製靴の「ZⅡ」とRolling Dub Trioの「Coupen」の2足です。
以前にはRed Wingなども所有していたことがありましたが、元々が無精者で手入れが面倒で手放してしまいました。
そんな僕がブーツに再び興味を持ちはじめたのはここ最近の事です。
もともと革製品などの「使い込まれた」感が好きでした。自然なツヤとか深く刻まれたシワとか、色あせた変化とか・・
そんなものが好きだからきっと「使い込んだ」ごく少数のお気に入りの物だけに囲まれていたいからこそシンプルライフに憧れるんだと思います。
<安藤製靴「ZⅡ」>
安藤製靴の「ZⅡ」は購入してから1年半ほどでしょうか、
お手入れ前で恐縮ですが、
休日に週2回程度履く位なのでまだまだ使い込んだと言うにはほど遠いですかね。
それでも買ったばかりの頃に比べると味が出てきたなーと一人ほくそ笑んでいます。
ソールはまだまだ大丈夫ですね。
ちょっと内側にこすったところもありますが、本当に頑丈な靴です。
安藤製靴のブーツは知る人ぞ知ると言いますか、それほど一般的に知られたメーカーではないかもしれません。でもブーツ愛好家の間では人気のある靴のようです。僕自身も知りませんでしたが、ブーツが欲しいなと思い始めた頃色々と調べるうちに出会いました。
Red Wingなどはメジャー過ぎるからへそ曲がりな僕は敬遠、トリッカーズやホワイツなど海外ブランドはどうも割高な印象・・他にも数々のブランドを検討しましたが、国産で手頃な値段でしかも作りが抜群に良いという僕のわがままにぴったりと合致したのがこの安藤製靴でした。
もともと山岳用の靴メーカーから始まっていますので非常に堅牢な作りです。それでいて日本人の足にというより僕の足にぴったりでブーツなのに履き始めから靴擦れなど起こすこともなく快適に履くことができています。使われている革も油をたっぷりと含んで光沢がありしっかりとしていて質がいいのが素人目に見てもわかります。
僕の買った「ZⅡ」はモンキーブーツと呼ばれるタイプですが、とにかく履きやすい。レースtoトゥである事も影響しているかもしれません。この質で4万円を切るというのはすごいコストパフォーマンスが良いと思います。よく言われることですが、確かにデザインは少々野暮ったいと言いますか、スタイリッシュではないかもしれません。でも質実剛健な無骨さが僕にはカッコよく思えました。
お手入れ後、
靴紐を外し、ブラッシングをしてシューポリッシュで磨きました。あんまり変わっていないですかね?
もともと多くオイルを含んだ革なので、始めのうちはあまりクリームなどは使わなくていいという安藤製靴の社長のアドバイス通りに今の所あまり手をかけすぎないようにしています。
妻には違いがわからなかったみたいですが、傷も多少かくれたかな?
綺麗になって満足です!
<Rolling Dub Trio「Coupen」>
見た目より作りの良さだ!と言って安藤製靴を購入しておいてなんですが、こちらは完全に見た目で買っちゃいました。
Rolling Dub Trio
の代表作「Coupen」。
安藤製靴はもちろん気に入っていたんですが、黒いブーツも1足いるだろうということで探している時に見つけたのがこちら。購入したのが今年の2月なのでまだ2ヶ月あまり。
ただ、安藤製靴のZⅡと違い通勤にも履いて行っているので、使用頻度は週3−4といったところでしょうか。
こちらは安藤製靴ほど始めからしっくりきたわけではありません。と言いますかまだまだ自分の足に馴染んでいるとは言い難い。まあ普通のブーツってこんなものだと思いますけど。安藤製靴が凄すぎるんだと思いますけどね。これから履き込んで自分の足に馴染んでいくのが楽しみでもあります。
横から見たフォルムにやられました。色は黒なのですが所謂茶芯と呼ばれるものでうっすらと茶色が見えています。その表情がまたいいですね。
こちらも国産、造りは非常に丁寧です。
ホーウィン社のクロムエクセルを使用。表面が柔らかいせいか、早速えぐれたような傷が・・・ショックですがラフに使ってこそのワークブーツですのであまり気にしないようにしています。
手入れ後。
まだまだ「若い」ですかね。これからどんな変化を見せてくれるのか楽しみです。
暖かくなってきてブーツの季節もそろそろ終わりですが、もう少しだけ楽しもうかと思います。