秋の奈良見仏旅行 後篇 興福寺 特別公開中の北円堂へ

前回の続き。

bochronicle.hatenablog.com

 興福寺国宝館、東金堂、南円堂と堪能して、秋の特別公開中の北円堂へ。

ひっそりと佇む北円堂。前回訪れた時はそんなに有名なとことすら知らなかったです。なんだかんだで色々調べるうちに分かることが増えてきて楽しいですね。

ここ北円堂では、弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像などの運慶作と言われる名作がズラリと。小さな八角の建物でひっそりとしているんですが、中の仏像達はなんとも印象的でした。特に無著菩薩様の慈悲深いお顔はもう今にも動き出しそう。味わい深い表情を作られるなー。北円堂に入る際に貰ったチケットには”運慶の代表作というだけでなく日本彫刻を代表する至宝の一つ”とありました。これはもう納得。いやー、ぜひ一度見ていただきたいです。ところで、ここ北円堂の弥勒様は弥勒菩薩ではなく、弥勒如来なんですね。先程のチケットには、”弥勒菩薩が56億7千万年後に成仏した姿。運慶晩年の名作。”と書いてありました。おー、クラスチェンジ後なんですね。これは珍しい。

北円堂の隣では中金堂の再建工事が行われています。前回訪問した時にはすでに工事中だったと思うのですが、まだまだ完成は遠く平成30年に復元されるそう。その頃にはきっとまた興福寺フィーバーが巻き起こっているでしょうね。

という訳で大満足の興福寺、再訪してよかった。また来ます。

鎌倉も行きたいんだよなー。

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