ボクロニクル / Bo-Chronicle

アラフォーど真ん中、片道切符の人生折り返し。生きた軌跡を残していこうと思います。そんな僕の年代記、ボクロニクル。

名古屋散歩 鶴舞のタイ料理店 サワデーすみ芳は魅惑の美味しさ

近所に行きつけのエスニック料理店を見つけるというのは人生に豊かな彩りを添えるんじゃないかと密かに、でも結構本気で思ってます。

ここでのポイントはエスニック料理じゃなくちゃあダメです。居酒屋でも寿司屋でも蕎麦屋でもラーメン屋でもバーでもなく、エスニック料理店。

なぜか?

それは非日常感ですかね。

そういう意味で上に上げたようなお店ではちと違うんだなあ。

もちろん僕は寿司屋も居酒屋も好きだし、例えば和食だって高級な料亭などにいけば違う意味の「非日常感」は味わえるだろうけど、

それとは違う意味合いでの非日常感が欲しい時がありますよね。無いですか?

言うなれば海外へ旅行して現地の屋台で食べる味といいますか。

味だけでなくそういう物を食べる行為そのものといいますか。

食材にも調味料にも調理法にも馴染みがあってはダメ。異国感が大事なキーワード。

日常を忘れて一息つきたいときエスニック料理店へ行くというのは結構手軽に実行できていいんです。

だってレモングラスタマリンドや青パパイヤやココナッツミルクが日本の家庭で食卓に登ることは(今のところ)少ないですよね。でもパクチーはすでに日常化しつつあるか。

エスニック料理というくくりではインドカレーのお店も勿論いいし、僕は大好きだけど、最近は結構インドカレーも日常化してきてしまいましたね。いつの日かいわゆる欧風カレーのように国民食化してしまうんでしょうか?何でも取り込んで日本化してしまうのは日本の美点かもしれないけど、この勢いですべてを取り込み、タイ料理まで取り込み・・・となったら、「非日常」はいったいどこに残されるのでしょうか?

まあ僕が生きている間には起こらないでしょうけどね。あんまりグローバル化なんてのが進むと面白みが減ってしまうようでどうもね・・・。なんて言ってるとオヤジ化してる証拠でしょうね、気をつけないと。

 

さてそんなわけで時々タイ料理が恋しくなります。

名古屋に来て1年半位。あまりに近すぎるがゆえに行こう行こうと思いつつ行けていなかった、鶴舞タイ料理店サワデーすみ芳に初めて行ってきました。

「おまえ、行きつけがどうこう言ってたのに初めてかよ!」ってツッコミはごもっともです、すいません。ぼくは大体において行きつけのお店とかを持つのは向いていないんですよね。行きたいお店は数限りなくあるし、一度言った間違いのないお店よりは失敗しても新規開拓したくなる性分でして。

 

前置きが長くなりましたがサワデーすみ芳。

地下鉄鶴舞駅のすぐ近く、交通の便はとてもいいです。

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サワデーすみ芳 鶴舞店 (サワデースミヨシ) - 鶴舞/タイ料理 [食べログ]

 

食べログの情報では地下鉄鶴舞駅6番出口と書いてあります。ほんとに6番だったか確認はしてませんが、まあ出口を出たらもう目の前にあることは間違いないです。

わかりやすい料理の写真とともに看板が出てます。迷いようがない。ビルの二階。

もう結構な老舗らしく店内の写真には若かりし頃のプロ野球の福留選手とか、引田天功さんとかの写真がありました。福留選手が中日にいたのなんてもう何年目かわからないほど昔のことです。ちなみにお店のママさん?らしき方の若いころの写真もありましたがとても綺麗でしたよ。

 

店内は表から想像するよりも広くゆったりしてます。

内装はもうタイ料理屋であることがすぐに分かる異国感があっていい感じ。ピカピカでも現代的でもないですが、エスニック料理店にありがちな不潔感は無く安心出来ます。

 

いかにも微笑みの国タイの人らしく素敵な笑顔で迎えてくれる店員のおばさん。片言の日本語が非日常感を演出してくれますね。

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とりあえずタイのビールで乾杯。

あっさりしていて美味しいです。ラベルの象がいい感じ。

行ったのはちょっと前なので、何を食べたか詳しく覚えていないですが

王道のトムヤムクンは勿論注文。美味しい。

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こちらのトムヤムクンはハーフサイズ。右に写っているのはおつまみ代わりにとったエビの揚げ物。エビかぶってるけど。

ハーフじゃ少ないくらいですね、もっと飲みたい。

2杯めにはココナッツミルクビール。

ビールとココナッツミルクのビアカクテルです。

ちょっと甘口。辛い料理の口直しには良いかも。僕は好きでしたが、好みの別れる味ではあると思います。ちょっと食べかけの料理がお見苦しいのでぼかしてみました。

このココナッツビールの他にもタイ産のワインだとかタイ産のウイスキーだとかがあってとても興味深かったですが、このお店はとても料理の提供が早くてですね、注文したらもう怒涛の勢いで次から次へと料理が運ばれてきます。勿論遅いよりはいいんだけど、タイミングみたいなものを全く考慮しないあたりも異国感出ます。

そんなわけでポンポン料理が出てきて冷めないうちにと食べているともうお腹もすぐにいっぱいでお酒という感じでも無くなってしまいました。

もしゆっくりとお酒も楽しみながらちびちびやりたいときにはいっぺんに注文しないほうがいいですね。

次に行く時にはタイ産ワインを飲もう。

 

左の炒めものはなんだったかな?思い出せない。

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この日一番のヒットはこのカオマンガイという鶏肉ご飯。

生姜が程良く効いてとても美味しかったです。締めに一皿頼んだのですがもう一皿注文したかった。上のマッサマン・カレーも美味しそうですね。世界ナンバーワンですもの。

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料理写真は無かったので、メニューから。この御店に行ったならぜひ食べていただきたい!

 

結局テンポよく料理が出てきて1時間ほどでお腹いっぱいに。あまりに早い時間でしたがもう食べられないのでこのへんでおしまい。さあ出ようかと思っていると9時ごろから謎の入店ラッシュ。5組位一気にきたのかな?夜の早い名古屋にあって結構珍しい現象でした。鶴舞公園でなにか催し物でもあったかもしれない。お邪魔にならないように入店客の注文がひと通り終わったタイミングでお会計を。この後のお客さんもきっとテンポよく食事を済ませることでしょう。そうか、夜遅くに食事しようと思ったら便利なお店ですね。

 

そんなわけでサワデーすみ芳。店員さんも愛想よく、料理もどれをとっても美味しく、異国感も味わえる。ぜひとも行きつけにしたいタイ料理店でした。また行こう。

 

ちなみにこの鶴舞店の他に栄と国際センターにもあるみたいです。

 

 

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